品のあるファンデーション
静かに飼育し、一定の時間をおいてラットの静脈から血液をとってブドウ糖含量を測定します。
通常の場合には、血液中の糖の濃度は一時間後に最高値を示し、三時間ほどで正常に戻ります。
実験では、一方のラットには、ブドウ糖と同時に中国茶を与えます。
また別のラットには、ブドウ糖を入れたのちに中国茶を飲ませました。
このような作業をしたのち、ラットの血液中の糖の濃度を調べました。
すると、大変興味深いことに、中国茶を飲ませないときに比べて濃度が上がらないのです。
また、ブドウ糖を入れるのと同時に飲ませた時のほうが、その作用が強いこともわかりました。
この実験結果が教えてくれるのは、次のようなことです。
まず、中国茶を飲むことで血糖値を抑えられるということです。
これは、糖尿病の抑制に大きな効果があることを示しています。
また、中国茶を飲むのは、ブドウ糖が体内に入るときと同時の方が、その効果が高く、食事の時に中国茶を同時に飲むほうが効き目があるということになります。
血圧は、若いころから多少高めでしたが、それもそのはず、好物は肉類で、妻もそれを知ってか週三日は、焼き肉や揚げ物が食卓にのぼっていたのです。
そのせいか、四〇代後半には、最高血圧が一六〇、最低血圧が九五くらいになっていました。
血圧の高いことが身体に悪いことはよくわかっていたのですが、仕事も楽しかったのであまり気にしませんでした。
三年前に退職してから、三kgほど太ったのが原因だと思うのですが、最高血圧が一七〇を超えるようになってしまいました。
健診を担当した医者から、このままでは心臓病か脳卒中になるといわれ、食事療法を始めることになり、同時に減量も命じられました。
身長は一六七、体重は六五で決して太っているほうではないと思っていたのですが、医者が言うには「高校生のころの体重に戻さなければだめです」。
その後は、野菜中心で、かつ薄味の食事にしました。
しかし、食べることが好きでしたので量まで減らすことはできませんでした。
そのためでしょうか、食事療法を始めて半年ほど経っても、血圧はあまり下がりませんでした。
私の出身は青森なのですが、リンゴが身体によいということを聞いてましたので、食事の質を変えた分、栄養のあるリンゴを食べていました。
今思えばこれが悪かったのかもしれません。
リンゴは、ビタミン類を多く含むかわりに、カロリーが高いのです。
二同ほどは体重が減るのですが、少し体重が減ってはまた元に戻りということのくり返しです。
検査には月一度ずつ通っていましたが、「厳しい気持ちで臨まないと本当に心臓病になりますよ」と言われました。
でも、食事自体は塩分が少なく野菜が中心で何か物足りない、だから代わりに量を食べてしまう。
血圧で本当に苦しんでいる人から見たら「自分に対して甘い」と思われるかもしれません。
しかし、仕事をしていたころと比べると時間を持て余し、食べることが一番の楽しみだったものですから、我慢ができなかったのです。
そんなとき、妻が雑誌で「中国茶が血圧によい」という記事を見つけました。
血圧降下と同時にダイエット効果もあるということでしたので、半信半疑のうちに試してみることにしました。
食べたり飲んだりするのは好きでしたので、苦にはなりませんでした。
妻が中国茶ショップで買ってきたのは福建省産の「烏龍茶」でした。
茶葉からいれる本格的な烏龍茶を飲むのはこれが初めてでした。
中国では、青茶という種類に分類されていて、ダイエットによいことも知りました。
味には期待していなかったのですが、市販のペットボトルのウーロン茶とは香りが全然違い、とてもおいしく感じました。
そこで、食事の時には必ずこの烏龍茶を飲むようにしました。
一日一Lが目安ということでしたので、三時のお茶の時間にも飲みました。
小さい茶器で、茶葉は五g以上と多めに入れるようにして約一カ月続けました。
すると、体重が三kgやせるのと同時に、最高血圧が一気に一〇減っていたのです。
「中国茶がおいしくて、飲んでいるんです」と医者に言ったところ、「今まで下がらなかったのに、急に効果が出るとはすごいですね」と驚いている様子。
そして、二カ月間続けたころには、最高血圧は二〇〇台に、最低血圧が八〇台にまで下がりました。
最高血圧が二二九といえば正常な人の血圧と同じです。
新しい人生が開けてきたような気分にひたることができ、本当に嬉しい気持ちになりました。
それ以来、お昼のお茶の時間には、妻と一緒に烏龍茶を飲むのが日課になり、今でも続けています。
また、烏龍茶以外に「鉄観音」も試したら、これも、風味が違ってとてもおいしく飲めるではありませんか。
中国茶は、種類が多く奥が深いものですから、血圧を下げるためという義務感を感じないですんだのが嬉しいところです。
今度は、中国へ行って、本場の中国茶を試してみたいと思っています。
私は学生時代、野球部に所属するなど体力には自信があったので、入社以来、運送会社の営業マンとしてハードな仕事をこなしてきました。
主な仕事は得意先回りで、まとまった荷物があるときの価格の交渉や新規開拓などのときには、特にストレスのたまる仕事です。
それに加えて学生時代と同じ感覚で、食事をしていたのが悪かったのかもしれません。
入社して三年経つころには、一〇kgも体重が増えてしまいました。
身長は一七八で、体重は九〇。
お酒は強いほうで、ビールから日本酒、ウイスキーまで何でもござれという感じで朝まで飲むなどということもしばしば。
それと、酒好きの人は飲み出すとあまりつまみは食べないといいますが、私の場合は逆。
焼き肉やらスモークチーズやら、カロリーが高そうなものが大好きだったのです。
毎年の健康診断では、血液検査でrGPTが五〇を超え、脂肪肝だともいわれていました。
血圧は高めでしたが、最高血圧が一四〇台でしたので、医者にかかるというところまではいきませんでした。
ところが去年の健康診断では、最高血圧が一五〇、最低血圧九五となってしまいました。
会社の業績の落ち込みもあり、ストレスがたまっていました。
酒の量も増えており、医者にもストレスと過食が原因だといわれました。
しかし、ストレスが原因では仕方ないと半ば諦めていたのです。
そんなおり、妻の叔父が失明したという話を聞きました。
妻の話では、その人は大変な大酒飲みで、血圧も二〇〇を超えていたそうです。
私も同じ酒好きです。
たかが高血圧とたかをくっていましたが、やはり少しは心配になりました。
不思議なことに、駅で階段を上り下りするときなども、動俸が激しくなったような気がします。
会社の保健室で、よく血圧を測るようになりましたが、以前は大したことはないさと思っていた「一五〇」という数字を見るたびにため息をつくようにもなりました。
健康診断のとき、担当医の説明によれば、私の場合は年齢がまだ若いので適正な生活さえ送っていればすぐに血圧は下がる。
特に通院などは必要ないが食事療法で正常血圧まで下げましょう、とのことでした。
妻に協力してもらって、食事は、塩分を控え、バランスよく栄養を摂取するようにしました。
仕事でやむを得なく付き合わなければならない以外は、酒の席も遠慮するようにしました。